絵描きの日々のこと

絵を描く日々のなかで、ふと感じたことや
心に残った小さな出来事を、少しずつ綴っていきます。

記事にするほどではないけれど、
書き留めておきたい心の声や揺れ。
そんな「絵の道の途中」を、自分の言葉で残していけたらと思います。

目次

絵描きとして、孤独になる──でも、この立ち位置が好き

2026/1/27

時々ふと思うのです。
絵を描き続けていると、
どこか“孤独”になるなあと。

もちろん、絵を描くこと自体がもともと孤独な作業です。
でも私の場合、それだけではなく──
活動の内容や立ち位置そのものが、
周りの画家さんたちとも少し違っていて。

たとえば私は神仏画を描いていますが、
目的は「信仰のため」ではなく、
あくまで“描くこと”そのものが本懐です。

神社仏閣が好きで、ときおり参拝にも行きます。
けれど、足繁く通うよりも、
その時間を“描くこと”に使いたい。
だから、神道や仏教の熱心な実践者とも少し違う。

そして私の描く絵は、
純粋な芸術畑でもなく、
伝統的な職人的な仏画でもない。
スピリチュアルと呼ばれる世界にも属していない。

群れずに、一人で制作と向き合い、
自分自身と葛藤しながら、
でも静かに、自分の表現を探り続けていく。

昔は、共感できる仲間を求めていたこともありました。
でも今は、一人の方がいいと思えるようになりました。
必要なときには人と交流もします。
でも、無理に理解し合う必要はないと思っています。

人によっては寂しいと感じるかもしれないこの距離感。
けれど私にとっては、
「ひとりきり」でいられることが、なにより心地よい。

描くことそのものと、じっくり向き合える場所。
その距離があるからこそ、
誰の真似でもなく、誰かに認められるためでもなく、
“自分の絵”を描き続けることができる。

そして私は、
この「少し離れた場所」で、
静かに絵を描いていられることを、
とても気に入っているのです。

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この記事を書いた人

神仏画・龍神画・幻想絵画を描く画家・イラストレーター。
30年以上にわたり活動を続け、オラクルカードの制作や講師としても多くの経験を重ねてきました。
オラクルカードは国内外で出版され、代表作に『光の龍神カード』『日本の密教カード』などがあります。
また、星曼荼羅など、寺院からのご依頼による仏画も手がけてきました。
※書籍・オラクルカードは直販ショップやAmazon等もお求めいただけます。

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