月読尊(つくよみのみこと)|夜と調和の神を描いたテンペラ作品

目次

月の神を描くということ

月の神――静寂と調和を象徴する存在。
本作は、古代神話に登場する月読尊(つくよみのみこと)を、テンペラ技法と金箔を用いて描いた一点物の神仏画です。

日本神話の中では、天照大御神(あまてらすおおみかみ)や須佐之男命(すさのおのみこと)と並ぶ三貴神でありながら、月読尊は物語の中で多くを語られていません。
その“語られなさ”にこそ、神秘の力があると感じて、この絵が生まれました。

「月読尊(つくよみのみこと)のテンペラ作品|幻想的な神仏画。金箔と植物文様で月の神の静けさを描写。」

技法と仕様

  • 技法:テンペラ(白金箔、顔料など使用)
  • 支持体:木製パネル/石膏下地
  • サイズ:F3号
  • 制作年:2026年
  • 種別:一点物の原画作品(ジクレー版画ではありません)

制作の想い

この作品では、月の象徴である円形の光を中心に据え、
神性を宿した静けさと、夜の守り手としてのまなざしを表現しました。

背景には雲の意匠を配し、衣にはすべて手描きで植物文様を施しています。
静かに輝く月と、そこに添えられた花々は、
「夜の静けさの中に咲く、見えない命の気配」を表しています。


日本の神を描くということ

日本の神々は、古墳時代の装束や素朴な造形で表現されることが多く、
その簡素さの中に宿る力強さもまた魅力です。

けれど、私が一枚の絵として神を描くときには、
「神としての荘厳さ」や「内なる神性の輝き」をどう表現するかを大切にしています。

そのため、装束や意匠にあえて装飾性を加えることがあります。
ただし、装飾を加えすぎると中国的な様式に傾いてしまうため、
「どこまで盛るか」「どこで抑えるか」は、毎回慎重に探る必要があります。

今回の月読尊も、そうした境界を意識しながら、
自分なりの解釈と美意識で仕上げた一枚です。

展示と今後の展開

本作品は、2026年11月・東京神楽坂「ayumiギャラリー」にて開催される個展に出展予定です。

また、同じ構図をベースにした
デジタルによる描き下ろし作品(ジクレー版画)も、別途制作・展開していく予定です。
詳細は追って、公式ショップおよびInstagramにてご案内いたします。

関連リンク

「月読尊(つくよみのみこと)のテンペラ作品|幻想的な神仏画。バナー用

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この記事を書いた人

神仏画・龍神画・幻想絵画を描く画家・イラストレーター。
30年以上にわたり活動を続け、オラクルカードの制作や講師としても多くの経験を重ねてきました。
オラクルカードは国内外で出版され、代表作に『光の龍神カード』『日本の密教カード』などがあります。
また、星曼荼羅など、寺院からのご依頼による仏画も手がけてきました。
※書籍・オラクルカードは直販ショップやAmazon等もお求めいただけます。

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