こんにちは、幻想画家の奥田みきです。
今日は古事記に登場する神大市比売(かむおおいちひめ)についてお話しします。
神大市比売(かむおおいちひめ)はあまり名前の知られれいない女神ですが、重要な神様たちとかかわりのある女神です。
神大市比売(かむおおいちひめ)とは?
宇迦之御魂神は、日本神話に登場する女神です。
彼女は大山津見神の子で、櫛名田比売の次に須佐之男命の妻となり、大年神と宇迦之御魂神(稲荷神)を産みました。
神大市比売は農耕神・食料神として、また市場の神として信仰され、人々が集まり物々交換をする市場の守護神とされています。
宇迦之御魂神については下記で詳しく解説しています。
神大市比売の名前の意味
神名の「神」は神霊の発動の激しいことに畏敬して冠する接頭語で、「大」は「偉大・立派」、「市」は物々交換をするために人が集まるところを表し、「神々しい、立派な市」を意味する名前だとと考えられています。
祭られている神社
神大市比売を祭神とする神社はいくつかありますが、須佐之男命や子の大年神・宇迦之御魂神を祀る神社に比べると数は少ないです。
神社では、神大市比売は大歳御祖神(おおとしみおやのかみ)という神名で祀られることが多いです。
以下に代表的な神社を紹介します。
市比賣神社
市比賣神社(いちひめじんじゃ)は、京都府木曽郡南木曽町にある神社で、女性の守り神として知られています。
市比賣神社は、全て女神様をお祀りしていることから、女性の願い事にご利益があるとされています。
特に「女人厄除け」の神として、厄除けを願う女性の参拝者が全国から訪れています。
湯田神社
三重県伊勢市小俣町湯田の集落の南西端に鎮座しています。
湯田神社では、*大歳御祖命(おおとしのみおやのみこと)と御前神(みまえのかみ)*を祀っています。
どちらの神も地域の農耕に関連する神とされ、農耕の守護神として信仰されています。
湯田神社は、地域の農耕を守護する重要な神社であり、古くから地元の人々に親しまれています。
これらの神社は、神大市比売の信仰と農耕や市場に関連する神としての役割を今に伝える重要な場所です。
各神社では、神大市比売に関連する様々な祭典や行事が行われており、日本の古い信仰形式を感じることができる貴重な場所となっています。
おわりに
神大市比売は、日本の神々の中でも特に農耕と市場に関連する神として重要な存在です。
彼女を祀る神社を訪れることで、日本古来の信仰や文化に触れることができるでしょう。
日本の神様のジクレー版画
癒しの神仏画・観稀舎(みきしゃ)では日本の神様や仏画、龍神画など多くのジクレー版画を取り揃えております。是非ショップにもご訪問ください。