こんにちは。幻想画家の奥田みきです。
この記事では、私が2024年10月に発行した「光の龍神カード」の制作までの道のりを振り返りながら、その裏側や想いについてお話しします。
龍神に魅了され、龍の絵を描き続けてきた私ですが、制作は決して順風満帆だったわけではありません。時代の変化やAIの台頭といった波にもまれながら、それでも“人の手で描く意味”を問い直し、形にしていった過程を、少しでも感じていただけたら幸いです。
もくじ
光の龍神カード・公式サイト
新作オラクルカード「光の龍神カード」の公式サイトが出来ました。
カード関連のイベント等の最新情報はこちらから。
最初の龍神オラクルカードの企画
龍神カードの企画が最初に立ち上がったのは2016年。当時は『エンジェルプリズムカード』の次回作として、すでに数枚のラフも描き、企画書も作成していました。
ですが、タイミングや流れの関係で一旦保留となり、その後は『日本の密教カード』の制作へと移行することになりました。
当時の企画書を元に作ったサンプルカードです。
制作再開のきっかけと時代の変化
月日が流れ、『エターナルオラクルカード』も完成した後、「やはり龍神の世界をしっかり描きたい」という想いが再燃。最初は「神仏と龍神」を一緒に構成することも考えましたが、最終的には“龍神だけに焦点を当てた”オラクルカードとして制作を再スタートしました。時は2022年末のことです。
しかしその頃には、世の中はまさに“龍神ブーム”の真っ只中。すでに多くの龍系オラクルカードが存在し、さらに決定的だったのは、生成AIの急速な普及でした。
AIの衝撃と、自分の描く意味
生成AIによる龍神のビジュアルが大量に生み出される時代。
「機械が合成した絵だ」とわかっていても、それを絶賛する声も多く――
正直なところ、絵を描いてきた者としてショックでした。
とはいえ、AIには「絵の奥にあるもの」までは描けません。使う画材、重ねる色、込められた祈りや意図。人の手だからこそ表現できる世界がある、とあらためて実感しました。
龍神画講座で描いた龍たちが支えに
2023年には「龍神画講座」を開催し、そこでもたくさんの龍神を描いてきました。
この経験が制作に大きな自信を与えてくれました。
最初の企画から約8年。構想は大きく膨らみ、ようやく自分が本当に納得できる形で世に送り出せる手ごたえを感じました。
龍神オラクルカードの前に「龍神お守りカード」を制作
とはいえ、オラクルカードの制作には時間がかかります。
そこで2023年春、「つなぎ」として名刺サイズのミニカード『龍神おみくじカード』を先行して制作・販売しました。こちらもおかげさまで多くの方にご好評をいただいています。
完成したカードたち
2024年10月、さまざまな紆余曲折を経て、ようやく『光の龍神カード』を無事に発売することができました。
おかげさまでカードは発売からわずか1か月で重版となり、同時開催しているリーディング講座も、開始から約7か月で200名以上の方にご受講いただくなど、大変ご好評をいただいています。
時間と手間をかけて一枚一枚丁寧に描いた作品が、こうして多くの方に届いていく――
その実感は、制作者としてとても大きな喜びであり、これまでの歩みを支えてくれる力でもあります。
私自身、これまでに4冊のオラクルカード（著作カード）を制作してきました。
この『光の龍神カード』をもって、いったんオラクルカードの新作制作は一区切りといたしますが、これからも制作してきたカードたちを、必要としてくださる方々へ丁寧に届けていく活動は、引き続き大切に続けていきたいと思っています。
龍神の導きを日常へ｜光の龍神カード・リーディング講座 開講中
龍神とつながる方法にはさまざまなアプローチがありますが、日々の中でその導きを感じたい方に向けて、「光の龍神カード」を使ったリーディング講座を開催しています。この講座では、初心者の方でも無理なく始められるように、オラクルカードの基本的な使い方から、実践的なリーディング方法まで、丁寧にお伝えしています。
「独学では難しかったけれど、この講座で読み方の軸が持てた」
「感覚的だったリーディングに、自信がついた」
…と、受講生からの声も多数いただいています。
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龍神関係の記事の目次
「歴史的解釈の龍神様」と「スピリチュアルから見た龍神さま」両方の記事を書いています。
色による龍神様の違いや、龍の書き方のページもありますので、お好みのページを探してくださいね！
奥田みき・龍神ジクレー版画
奥田みき公式アートショップでは、龍神様や神仏画のジクレー版画を多数取り扱っています。
龍神画を描いてみたい方へ
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