
西洋の古典技法で描く日本の神仏の世界
このページでは、奥田みきがテンペラ技法で描いた観音菩薩や女神たちの作品をご紹介しています。
テンペラ画とは
テンペラは、中世ヨーロッパの宗教画などに用いられた古典技法で、卵黄と顔料を混ぜて描くことにより、深みのある色彩と独特の輝きを生み出します。
さらに、金箔や刻印、細密な文様を重ねることで、静寂の中に神聖な気配を宿すような作品を目指しています。
テンペラ画での神仏画
西洋の技法ではありますが、私にとってのアートの原点は、西洋のイコンと東洋の仏画、ふたつの精神世界にあります。
一見すると遠い世界観のように見えるかもしれませんが、どちらも「聖なるもの」を描くという共通点があり、自然と私の中で融合していきました。
また、私は仏画を描くにあたって、日本画的な平面的表現ではなく、ある程度立体的な表現を好むため、このテンペラという技法に行き着いたのは、ある意味で必然だったのかもしれません。
描かれているのは、観音菩薩をはじめとする日本の神聖な存在たち。
そのひとつひとつの表情や装飾、構図には、祈りと美のエッセンスが込められています。
現在は、技法の探求と表現の深化に取り組んでおり、作品の販売はまだ行っておりませんが、
どうぞごゆっくりとご覧いただき、黄金に宿る静けさと祝福のエネルギーを感じていただけましたら幸いです。
テンペラについてさらに詳しいことは下記でご紹介しています。