こんにちは、幻想画家の奥田みきです。 今回は、実際に旅して感じた熊野三山の魅力と、参拝におすすめの時間帯、旅のモデルコースをご紹介します。
熊野三山は、ただの観光地ではありません。静かに心を整え、魂を見つめ直すための特別な場所。この記事が、これから熊野を訪れる方のヒントになれば幸いです。
⛩ おすすめの参拝時間とタイミング(奥田みきの旅のヒント)


🕊 熊野本宮大社・大斎原(おおゆのはら)
- おすすめ時間:早朝〜午前中(7〜9時)
- 理由: 大斎原は空気の流れがとても繊細で、朝の澄んだ時間帯には、まるで時間が止まったような静寂が漂っています。
風の音も遠ざかり、自分の中に静かに何かが戻ってくるような、不思議な感覚を覚えました。
🌊 熊野那智大社・那智の滝
- おすすめ時間:午前8時〜8時半ごろまでに
- 理由: 9時を過ぎると観光バスの団体客が到着し、境内が一気に混雑しはじめます。静かに祈りたいなら、参拝開始直後が理想的。
私は今回、午後3時ごろと翌朝8時ごろの2回訪れました。午後は人であふれていましたが、朝は滝に差し込む光が神秘的で、美しさが際立っていました。
滝の轟音と朝の光が重なる時間帯は、龍神の気配が濃く感じられる瞬間です。 滝へ向かう階段の途中からは水しぶきが舞い、まるで心が浄化されていくようでした。


🧭 モデルコース:レンタカー派にもおすすめな熊野三山ルート(実体験より)


今回は、10年前のツアーとは違い、レンタカーの旅で熊野をめぐりました。東京からの移動には、以下のようなルートが便利です。
✈️ 東京 → 南紀白浜空港(飛行機)
飛行機を使えば、朝9時ごろには和歌山に到着できます。陸路(新幹線+在来線)だと午後着になるので、飛行機+レンタカーの組み合わせは効率的。
今回は南回りコースで、那智大社から本宮大社へとめぐるルートを選びました。
🛤 1日目:那智勝浦(太地町泊)
那智勝浦や太地町に宿泊すると、翌朝の那智大社への早朝参拝がしやすくなります。まずは一日に、たっぷり時間をとって**大門坂〜那智大社の古道歩き(約3時間)**を楽しみました。
静かな石畳の道を歩きながら、旅のはじまりをじっくり味わうことができました。
🛤 2日目:再び那智の滝 → 熊野速玉大社 → 熊野本宮大社


この日は朝一番に再度那智の滝を訪れ、その後、熊野速玉大社へ。
時間があれば、ぜひ神倉神社にも足を運んでみてください。急な石段の先に、神が降り立ったとされるゴトビキ岩が鎮座する聖地です。スニーカーは必須!
午後は瀞峡に立ち寄り、その後、熊野本宮大社と大斎原へ向かいました。


🛫 3日目(最終日):熊野古道・発心門王子から本宮大社 → 南紀白浜空港


最終日は、発心門王子まで朝のバスで上がり(約20分)、熊野古道を歩いて3時間弱で本宮大社へ。
昔の巡礼者たちが辿った道を歩くことで、時間の流れや祈りの記憶が身体に染み入るようでした。
その後、レンタカーで南紀白浜空港へ。
熊野本宮大社がある本宮町から空港までは、車で約1時間40分です。
途中、「救馬渓観音(すくまだにかんのん)」にも立ち寄りました。 ここは和歌山県随一の開運・厄除けの霊場として知られており、落ち着いた境内で静かに祈る時間を持つことができました。
🏔 玉置神社に行きたい方へ(補足)
玉置神社へ行くなら、本宮町周辺に宿泊して早朝に向かうのがベストです。私は今回、天候と通行止めの影響で見送りましたが、とても特別な聖域だと多くの方から聞いています。
なお、本宮エリアは宿泊施設が少なく、外国人観光客で早めに埋まってしまう傾向があります。 今回は、風情ある湯の峯温泉に宿泊しました。
熊野の旅は、神話の世界を実際に歩くような体験です。これから訪れる方の参考になればうれしいです。


日本の神様ジクレー版画


現在、こちらの作品は ジクレー版画(複製画)として販売しております。
SSサイズ(7,800円~)から飾り映えのする大判サイズまで、お部屋の空間やご用途に合わせてお選びいただけます。
幻想的な瀬織津姫の気配を、どうぞ日常の中で静かに感じてみてください。
絵を眺めるたびに、心の奥の澱(おり)がすっと清められ、静けさが満ちていく――
そんな“祓いと再生”のエネルギーを、この一枚から感じていただければ幸いです。
各サイズ・仕様の詳細は、ショップページにてご案内しております。












