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仏画を塗る・水彩で観音様を描きます【動画付】

こんにちは。画家の奥田みきです。

今回は「仏画教室」の3回目、いよいよ着彩です!

 

通常の仏画とは違い、透明水彩絵の具を使って柔らかいタッチの観音様を描きます。

今回のモチーフは仏様ですが、通常の人物を水彩で塗る手順も方も同じですので、ご参考になれば幸いです。

 

仏画を塗る~まずは動画から~

 

 

まずは動画に手順をまとめましたので、上記の動画をご覧下さい。

それでは下記からは、描き方手順をご説明させて頂きます。

仏画を塗る~下絵を作ります~

 

こちらが完成見本図です。初心者でも描きやすいように、装飾もシンプルにしました。


 

① 下絵を本番の水彩紙に写します。紙はウォーターフォードの中目300g。

下絵の裏を鉛筆でこすり、カーボンにします。


 

②固いボールペンで下絵をなぞります


 

③下絵を写したら、その線を整えます。鉛筆でやると黒くなってしまいますので、私は茶色の色鉛筆を使用します。

使用する色鉛筆は「ファイバーカステルの油性」180番油性です。水彩色鉛筆を使うと色が溶けてしまいますので注意して下さいね。


 

④トレースした時に薄くなった箇所を薄くなぞり、影も入れます。

影を入れた方が形が整えやすいので、私は瞼、鼻の下、唇の影、顎の下などの目立つ影の場所に、下絵の段階で影を入れています。

「線」はあくまでも「補正」のためですので、ペン入れのようにくっくきりとなぞらないでくださいね。


 

⑤色鉛筆で塗った箇所を、綿棒で馴染ませます。


 

 

⑥ 水彩は色を塗った後は修正がしづらいですので、この段階で「気に入ったお顔」になるように丁寧に描いてくださいね。

 

仏画を塗る~背景の色から塗ります~

 

今回使用した色です 。

▼左上から

パーマネントイエローライト

カドミウムグリーンペール

コバルトターコイズ

ライラック

ブリリアントピンク

ブライトローズ(ルミナス)

▼右上から

ジョーンブリヤンNO2

バーントシェンナ

イエローオーカー

ウルトラマリンディープ

ラベンダー


 

①まずは背景の色を塗ります。最初に刷毛や太めの筆を使って画面全体を塗らします。


 

②黄色を薄めに塗ります。


 

③ 次に明るい緑を塗ります。明るい色から塗っていく感じです。


 

④絵を塗っている時には、塗りやすい方向に紙を回しながら塗りましょう。緑も塗っていきます。


 

⑤ 乾く前に、人物や白地で残しておきたい箇所の絵の具を、水を付けた刷毛で軽く落とします。

この作業が終わったら一旦ドライヤーで乾かします.

 

仏画を塗る~二度塗りをします~

 

①水彩はぼかしの技法を使う時には、本来は一度塗りしかしない方が良いのですが(上から水を引くと、折角のぼかしが馴染んでしまうので)私は全体的に淡い感じに仕上げたいので、2~3度塗ることが多いです。

コツは強くこすらないこと。刷毛やスポンジで軽く叩くように水を引きます。


 

②濃い部分を塗ります。背景はウルトラマリンとコバルトターコイズの混色です。


 

③明るい黄緑色をぬります。上から絵の具を落とすように滲ませて下さい。


 

④ 背景を塗って、ドライヤーで乾かした所です。

写真で比べても分かるように、透明水彩絵の具は乾くと色が薄く見えます。

乾く前と後の色の違いに慣れて、少し濃いめに塗ると乾いた時に思ったような色になります。

 

仏画を塗る~肌色を塗ります~

 

①ここからは肌色を塗ります。

今回は仏様の肌を透明感のある感じに仕上げたかったので、あらかじめ寒色系で影を塗っておきます。

ここでは透明水彩絵の具のラベンダーとライラックの混色で塗ります。

影を塗る箇所は、色鉛筆で影を付けた顔のくぼみの部分や、大きな影です。


 

②瞼の影や目の端など、「お化粧」をするのと同じ要領で塗っていきます。


 

③ 同じ作業を繰り返して影の部分を完成させます。この影は今回は紫系を使いましたが、場合によってはグレーの混色を使う場合もあります。


④ 肌色に色を塗ります。まずは顔全体に水をひきます。


 

⑤ 肌色を載せます。

使用色はジョーンブリヤンNO2、ブリリアントピンク、イエローオーカー


仏画を塗る~髪の毛を塗ります~

 

①観音様の髪の毛は青色をしています。ここでは、ウルトラマリンディープとラベンダー、ライラックの混色を使います。


 

② 紙の生えぎわは真水でぼかします。


 

③細かい部分は、色を塗った後に水でぼかした方が塗りやすいです


 

④乾いた後に髪の毛の細かい筋を描きます。


 

 

仏画を塗る~服を塗ります~

 

① 服を塗ります。塗りたい部分に水を引いて先端を少し黄色くします。


 

② コバルトターコイズとラベンダーの混色で薄く色を塗ります。


 

③一旦乾かしてから影を塗ります。細かい部分は色を載せてから水でぼかした方が塗りやすいです。

 

 

仏画を塗る~蓮を塗ります~

 

①蓮や細かい部分を塗っていきます。まずは蓮の花の根元を水で濡らし、薄緑を塗ります。


 

②先端に赤紫を塗ります。色はラベンダー、ライラック、ブライトローズの混色


 

③ 一度塗りの終わった所です。ドライヤーで乾かします。


 

④二度塗りをして蓮を仕上げます。

先ほどと同じ手順で、まず水を引いてから先端に赤紫を塗ります。


 

⑤葉脈を意識して、線を描くように塗るのがコツです。

 

仏画を塗る~服や飾りを仕上げる~

 

① 条帛(肩から掛けているショールのような布)を赤紫で塗ります。


 

② 塗り終わった所です、このあと影も入れます。


 

③ 冠の飾りを蓮と同じ色で塗ります。


 

④ 冠や装飾品の金の部分を塗ります。

金色はイエローオーカー、イエロー、ウルトラマリンディープ、バーントシェンナの混色で作ります。


 

⑤金の影の部分を塗ります。


 

⑥宝石を塗ります。

 

仏画を塗る~仕上げをします~

 

①円の内側を白くするために、絵の具の乗っている部分をアイシャドウチップでこするように落とします。


 

②目を仕上げていきます。まずは黒目の部分を青で塗ります。

次に目の周りの影を入れます。この時やや赤味を強くします。


 

③ 肌の明るい部分に少しだけ色をいれます。


 

④蓮の緑を塗ります。


 

⑤最終的に調整をしたら完成です!

 

まとめ

 

今回は水彩で優しい感じに仕上げました。

別のモチーフも描いてみたいと思いますので

又ご訪問下さいね。

 

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こんにちは、画家の奥田みきです。 私は「日本の密教カード」や「大人の塗り絵・美しい仏画編」なども出版し 今の人達にも馴染みやすい、現代的な仏画を描いています。   仏様の魅力をもっと多くの人にも知って頂きた[…]

 

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