
こんにちは、幻想画家の奥田みきです。
私は長年にわたり、オラクルカードの絵を描き、また自らカードの開発にも携わってきました。
カードを通して「見えない存在」とつながることは、とても神秘的で、私の創作活動の大きなインスピレーションにもなっています。
初めてオラクルカードに触れる方の中には、こんな不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
- どうやって使えばいいの?
- 難しそうで自分にできるか不安…
- たくさん種類があって選べない!
でも、安心してください。オラクルカードはとても自由度が高く、正解もルールもありません。
少しずつカードに慣れていくうちに、自分なりのリーディングの楽しみ方が見えてきます。
この記事では、オラクルカード初心者の方に向けて、以下のポイントをやさしく解説します。
- 自分に合ったカードの選び方
- 最初にやっておくと良いこと
- 毎日をちょっと豊かにする使い方のヒント
「カードと仲良くなること」から始めて、少しずつオラクルカードの世界を楽しんでみましょう。
(※掲載している画像はすべて奥田みき作の絵です)
オラクルカードの使い方①

まずは、波長の合うオラクルカードを見つけましょう
オラクルカードにはさまざまな種類があり、それぞれ異なる「波動」や「雰囲気」を持っています。
これは、制作したアーティストや著者のエネルギーが、カードに込められているためです。
選ぶときのポイントは次のとおりです:
- テーマが自分の関心と合っているか
例:天使・神様・龍神・自然・女神など。直感的に惹かれるテーマのカードを選びましょう。 - 絵柄や言葉に安心感や親しみを感じるか
心がほっとする・気になる・惹かれる——そんなカードは、あなたと相性が良いサインです。 - 初心者向けかどうかをチェック
難解なメッセージが多いカードもあるため、レビューや解説書の内容を確認してみましょう。 - できれば実物を手に取って波動を感じてみる
書店で手に取れる場合は、カードの雰囲気や触れたときの感覚を大切にしてみてください。
まずは「これ好きかも」と思えるカードから始めてみることが、リーディングを楽しむ第一歩です。
オラクルカードの使い方②

最初に手にしたらやってみたいこと
オラクルカードを初めて手にしたときは、まず「このカードにはどんなメッセージが込められているのか?」を知ることから始めましょう。
すぐにリーディングを始めるのではなく、カードと心を通わせる準備をしていくことが大切です。
以下のようなステップがおすすめです:
- 一枚一枚を丁寧に眺めてみる
どんな絵が描かれているのか、言葉や色の印象はどうかを、静かに感じ取ってみましょう。 - カードに挨拶をする気持ちで接する
「これからよろしくお願いします」と心の中で語りかけてみてください。
カードは、あなたと対話する存在です。 - 絵から感じるものを自由に受け取る
何かを語りかけてくるように感じたり、イメージが浮かんだりすることがあります。
それが、カードとつながり始めたサインです。
カードとの関係性は、少しずつ育っていくもの。
「仲良くなる」ことを意識して向き合えば、より深いメッセージが自然と受け取れるようになります。
オラクルカードの使い方③
カードリーディングの基本的な方法
オラクルカードにはさまざまなリーディング方法がありますが、初心者の方でもすぐに試せる2つの代表的な方法をご紹介します。
毎日少しずつ続けることで、カードとのつながりが深まっていきます。
1.ワンカードリーディング(1枚引き)

最もシンプルで親しみやすい方法です。
以下の手順で行ってみましょう。
- カードをよくシャッフルする
- 「今日、私に必要なメッセージをください」と心の中で唱える
- ピンときた1枚を引く
こんな時におすすめ:
- 毎朝「今日の1枚」として日課にしたいとき
- 気になるテーマについて、今必要な気づきを得たいとき
(例:「今日はどんな気持ちで過ごすといい?」など)
引いたカードから感じるイメージや言葉を、素直に受け取ってみましょう。
たとえば、向上心を示すカードが出た場合は、下記のように読みます。
「今日はエネルギーが高まっている日。思い切って新しいチャレンジしてみよう!」

2.スリーカードリーディング(3枚引き)

こちらも人気の高い方法で、過去・現在・未来の流れを読むのに適しています。
- カードをシャッフルし、直感で手を止める
- 上から3枚を取り、左から順に並べる
- 以下のように、それぞれの意味を読み取ります:
カードの位置 | 意味 |
---|---|
左のカード | 近い過去(最近の出来事や背景) |
真ん中のカード | 現在(今の状態・心のあり方) |
右のカード | 近い未来(この先の展開・兆し) |
カードの位置 | 意味 |
---|---|
左のカード | 近い過去(最近の出来事や背景) |
真ん中のカード | 現在(今の状態・心のあり方) |
右のカード | 近い未来(この先の展開・兆し) |
たとえば、こんなふうに読み解きます
- 過去:
異なる価値観の人たちと分かり合おうと努力しました。
少し時間はかかったかもしれませんが、その経験があなたを成長させてくれました。 - 現在:
その結果、今のあなたは心が解放され、自分らしく美しく輝けるようになっています。 - 未来:
これから先、これまで停滞していたことが動き出し、大きな流れがやってくるでしょう。
このように、3枚のカードを物語のようにつなげて読むことで、より深い気づきを得ることができます。
オラクルカードには一枚ごとに複数の意味があり、質問の内容やそのときの直感によって解釈は変わるものです。
何よりも大切なのは、「自分の感覚を信じること」。
そこから、本当に必要なメッセージが見えてくるはずです。
オラクルカードの使い方④

リーディングを始める前の心構え
カードリーディングを始める前には、心を静かに整える時間を持ちましょう。
オラクルカードは、あなたと目に見えない存在との“対話のツール”です。
そのつながりをクリアにし、純粋なメッセージを受け取るために、リーディングの前に次のような「祈りの言葉」を唱えることをおすすめします。
リーディング前の準備ステップ
- カードを扇状に広げる
- 自分の胸元にそっと添える
- 以下のような祈りの言葉を唱える(声に出しても、心の中でもOK)
祈りの言葉(例)
「大天使ミカエル、私からエゴを取り去り、
このカードを通して、クリアで純粋な愛のメッセージを受け取れるようにサポートしてください。ありがとうございます。」
※これはあくまでも一例です。
神様や龍神など、カードのテーマに合わせて自由に言葉を変えてかまいません。
大切なのは、“主観”を手放し、カードそのものが伝えてくるメッセージに心を開くことです。
あなたらしい言葉で祈りを捧げ、リーディングを始めてみましょう。
そのひと手間が、カードとのつながりをより深くしてくれます。
オラクルカードの使い方⑤

実際に占ってみましょう
ここでは、実際にカードを引くときの流れをご紹介します。
大切なのは「形式よりも心構え」。あなたの直感を信じて行ってみましょう。
① カードの状態をリセットする
まずは、カードに残っている前回のエネルギーをクリアにしましょう。
- オラクルカードをまとめて、利き手ではない方の手で持つ
- そのまま、利き手で軽くカードの上をコツンとノックする
この動作は、カードを“初期状態”に戻すためのものです。
質問を変えるときや、他の人がカードを使ったあとにも、同じようにリセットしてあげましょう。
② カードをシャッフルする
- 心の中で質問を思い浮かべながら、ゆっくりとカードを切っていきます
- シャッフル中に1枚だけ飛び出すように出てくるカードがあれば、それは「ジャンピングカード」として特別な意味を持つことがあります(※ジャンピングカードについては別途解説します)
シャッフルを続けていると、「もうここで止めようかな」と自然に感じるタイミングがやってきます。
その直感を信じて、手を止めましょう。
③ カードを引く・並べる
- 手を止めた位置の一番上のカードを引きます
- 引いたカードは、あなたの正面から絵が見える向きで置きましょう(リーディングするのはあなた自身です)

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オラクルカードの使い方⑥
オラクルカードは他の人に貸してもいいの?
オラクルカードの扱いについては、人によって考え方が異なります。
中には「自分のエネルギーがカードに入っているから、他人には貸さない方が良い」と考える方もいます。特に、仕事で占いをしている方や、特定のカードと強いつながりを感じている方に多く見られるスタンスです。
ですが、これはあくまで個人の信条に基づいたもの。
一般的には、オラクルカードを他人に貸すこと自体に問題はありません。
ただし、カードを貸したあとには、以下のような方法で一度エネルギーをクリアにしてあげると安心です。
カードのリセット方法(エネルギーのクリアリング)
- カードをまとめて、利き手ではない方の手で持ちます
- 利き手でカードの上を軽く「コツン」とノックします
- 呼吸を整えながら、カードとの新しいつながりを意識します
このように簡単な動作を通じて、カードを「今の自分にチューニング」しておくことで、より心地よくリーディングに臨めます。
オラクルカードとの関係は、自由で柔軟なもの。
自分が「心地よい」と思える使い方を見つけていくことが、カードと長く付き合っていくコツです。
オラクルカードの使い方⑦

あなたの直感を大切にしましょう
カードを選んだら、まずは絵柄をじっくり見つめてみましょう。
このとき、すぐに解説書を見るのではなく、自分の感覚でカードと対話してみるのがおすすめです。
オラクルカードの絵には、言葉では伝えきれない深いメッセージが込められています。
絵を見つめていると、「今の自分に必要な言葉」や「心に響く感覚」がふと浮かんでくることがあります。
最初に感じたインスピレーションには、とても大切な意味が込められていることが多いのです。
その感覚を信じて、自分なりにカードの意味を感じ取ってみましょう。
そして最後に、解説書を開いてみてください。
きっと、あなたが感じたメッセージと重なる言葉が見つかるはずです。
この「直感+解説」の組み合わせが、リーディングの精度と深みを育てていきます。
オラクルカードの使い方⑧
ジャンピングカードを活かす
カードをシャッフルしていると、1枚だけ勢いよく飛び出すことがあります。
このカードは「ジャンピングカード」と呼ばれ、特別なメッセージを持っている可能性があります。
ジャンピングカードの扱い方:
- 通常のカードとは別に取り分けて、一緒にリーディングに使う
- 補足メッセージとして読む、または「特に強調された意味がある」と捉える
- 基本的には多くても2枚までが目安です
ジャンピングカードは、あなたの質問や状態に対して「これを伝えたい!」とカードが主張してくるようなもの。
スルーせず、ぜひ丁寧に読み取ってみてくださいね。

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オラクルカードの使い方⑨
うまく読めないときは?
オラクルカードは枚数が決まっているため、質問によっては**「ぴったりの答えが出ない」**と感じることもあるかもしれません。
そんなときは、以下のように意識してみてください:
- カードは“近い意味”でヒントをくれていることが多いです
- 質問の言い回しや視点を少し変えてみると、より明確な答えが出る場合もあります
- 同じ質問を日に何度も繰り返すと、カードのエネルギーが混乱しやすいので注意しましょう
迷ったときこそ、「今の自分に必要な気づきとは?」と問い直してみるのもおすすめです。
オラクルカードの使い方⑩
リーディング上達のコツ
オラクルカードリーディングの上達に、一番効果的なのはやはり**「経験を積むこと」**です。
- 日々の出来事をカードで読み解いてみる
- 家族や友人にカードを引いてあげて練習する
- 他の人のリーディング方法を見て学ぶ(YouTubeやSNSなど)
また、最近ではZoomやメール鑑定などのオンラインサービスも増えているため、プロの鑑定を体験してみるのも良い学びになります。
大切なのは、「正しく読もう」とすることよりも、「自分なりに感じ取ってみる」こと。
何度も繰り返すうちに、自分だけのスタイルが自然と育っていきます。
私が関わったオラクルカードのご紹介

どれも「祈り」と「癒し」のエネルギーを込めて制作したカードたちです。
リーディングに慣れてきた方は、ぜひお手に取って感じていただけたら嬉しいです。
- 光の龍神カード
オリジナル出版のカード。絵・構成・文章すべてを担当しました。 - エンジェルプリズムカード
こちらもオリジナル出版のカードで、絵・構成・文章すべてを担当。海外でも出版された人気作です。 - 日本の密教カード
作画と文章を担当。密教の仏たちからの深いメッセージをお届けするカードです。こちらも海外版が出版されています。 - エターナルオラクルカード
神話や水の神々をテーマにした、スピリチュアルで美しいカード。絵・構成・文章をすべて手がけました。 - その他のカード
以下のカードでは、イラストなどを担当しています:
「エンジェルカラーカード」「月のメッセージ」「インテグレーションタロット」「エンジェルヒーリングカード」など
▶ 詳しくはオンラインショップ「癒しの神仏画・観稀舎」にてご覧いただけます
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カードに少しずつ慣れてくると、
「もっと深く学んでみたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
私の講座では、初心者の方でも無理なく始められるように、
オラクルカードの基本的な使い方から、実践的なリーディング方法まで、丁寧にお伝えしています。

「独学では難しかったけれど、この講座で読み方の軸が持てた」
「感覚的だったリーディングに、自信がついた」
…と、受講生からの声も多数いただいています。
あなたの龍神とのつながりを、今ここから深めてみませんか?
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