オリジナルイラストの描き方・入門編~イメージの発想と下絵の創り方~

    こんにちは。

    幻想画家の奥田みきです。

     

    私は講座で絵もお教えしていますが、今回はこれからオリジナルの作品を描きたい方へ向けて

    模写ではないオリジナルを描く手順は?
    何に気を付ければいいのか?
    どんな風に資料を集めればいい?

    などをご紹介します。

    作品を描くには「下準備」を念入りに行うことが大事です。
    目次

    資料を集める

    まずはアイディアを練ります。

    絵は何もないところからは生まれてきません。
    特に最初のころは沢山の良い絵を見て
    「こんな絵が描きたい」という刺激を受けるのが大事です。

    ある程度慣れてくれば、最初にアイディアが浮かんでくるようになりますが、最初は難しいので、資料を集めて「自分のオリジナル」にしていく方が簡単です。

    今はネット時代ですので、いくらでも作品を見ることが出来ます。
    Pinterestなどを活用してください。

    Pinterest(ピンタレスト)とは?

    ピンタレストは、写真共有サービスです。
    ユーザーは、自分の好きな画像をピンボードにピン止めして、それをシェアすることができます。
    Pinterestは、Web上で見つけた画像をピンするのがメインで、世界中の様々なアートを発見することが出来ます。

    登録方法は簡単で、メールアドレスかFacebookアカウントで登録することができます。

    便利ですので、ぜひ活用してくださいね

    [blogcard url=https://www.pinterest.jp/]

    資料集め

    今回説明のための画像は、パブリックドメイン(著作権の切れた画像)や素材写真を使用していますが、実際は「参考」でしたら著作権のある画像を使っても構いません。

    ここで注意してほしいのは「参考」はあくまでも参考であり、「模写」や明らかにその画像を使ったと分かる感じで描いてしまうと、「パクリ」になってしまいます

     

    資料の集め方の例

    初心者の方は特に「想像だけで描く」のが難しいので、沢山の資料を集めてください。

    資料はできる限りスマホなどの画面ではなく、プリントした方がやりやすいです。

     

    進め方に決まりはありませんが、下記の様な感じです。

     

    集めた資料を「合成」させ、そこに「自分のオリジナリティ」を加味させ、作品にしていくイメージです。

    下絵を描くことと「テーマ」を入れ込むこと

    上記を元に下絵を描いていきます。

    描いているうちに新しい発想が生まれたら、どんどん追加していきましょう!

    ここで自分なりに「絵のテーマ」を決めると、より自分のオリジナル作品になっていきます。

    テーマってなに?

    テーマは作品の「コンセプト」でもありますが、最初はあまり難しく考えなくてもいいです。

    タイトルをつけてみよう

    タイトルをテーマにしてしまうのがやりやすい方法ですです。

    例えば

    「森の聖女」

    「木漏れ日の詩人」

    「緑の貴婦人」

    などのタイトルをつけると、人物のファッションや背景なども決めやすいです。

    もっと詳しい舞台設定も考えてみる

    ここからさらに

    「主人公が、どこで何をしている」という状況設定も作ってあげるとさらに描きやすくなります。

    例えば

    「緑のドレスを着た十代中版くらいの女性が、森の中で魔術書を読んでいる。彼女は魔法使いの弟子です」

    という感じです。舞台設定が色々作れそうですよね。

    人物の描き方

    人物は難しいですので、資料をそのまま写しててしまう人も少なからずいます。

    しかし前記の様に写真には著作権がありますので、あくまでも「参考」にとどめてください

    実際に資料をそのまま写した絵を発表し続けて「パクリ」で問題になることも少なくありません。

     

    ではどうしたらいいの?

    まずは「イメージを膨らませるため」の資料を数枚集めます。

    その資料をもとに「合体」させて「オリジナルのポーズ」にします。

    出来れば自分や知り合いにポーズを撮って、もらってそれを参考にするがいいです。

    自分がモデルというと「でも美人じゃないし」と言われますが(笑)、あくまでもポーズのための参考です。
    まったくの想像で描けるのは相当スキルを磨いた人だけであって、初心者の方は資料を用意しないと難しいです。

     

    私も自撮りや知り合いに頼んで「自分だけのポーズ集」を作っていました。今でも「手」を描く時には自撮りすることが多いです。

    実際のモデルを描くのとは少し違うスキルが必要

    オリジナルのイラストを描くためには目の前にいる人をデッサンするのとは少し違う、「資料写真んを組み合わせてオリジナルにもっていく」スキルが必要です。

    この辺は長くなるのでまた別の機会にお話ししますね。

    パブリックドメイン

    ちなみにパブリックドメインとは著作権の切れた作品の事です。

    こちらは模写をしても、著作権の問題はありませんので、慣れないうちはパブリックドメインを参考に使うの手です。

    パブリックドメインは作者名などで検索をして、ウィキペディアで出てきた画像で右下に「パブリックドメイン」の表記があります。

    まとめ

    私も沢山の資料を使って絵を描きます。
    最初は特に「完成の想像図」がわかりませんので、「こんな絵が描きたい」という理想に近い絵を沢山集めてください。

    絵は昔から先人の作品を学びスキルを上げる方法を使います。
    人の絵に興味を持つこともスキルアップのためには不可欠ですので、人の良いところもどんどん参考に、沢山描いてくださいね。

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    この記事を書いた人

    神仏画・龍神画・幻想絵画を描く画家・イラストレーター。
    30年以上にわたり活動を続け、オラクルカードの制作や講師としても多くの経験を重ねてきました。
    オラクルカードは国内外で出版され、代表作に『光の龍神カード』『日本の密教カード』などがあります。
    また、星曼荼羅など、寺院からのご依頼による仏画も手がけてきました。
    ※書籍・オラクルカードは直販ショップやAmazon等もお求めいただけます。

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