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【仏画教室】~仏様の描き方~ネット講座 第一回・基本の顔の形

こんにちは、画家の奥田みきです。

このカテゴリーでは

「奥田みき式・仏画の描き方」

 

を掲載します。どうぞお楽しみ下さい!

 

せいたか童子です。楽しんで貰えると嬉しいな!

 

 【仏画教室】~仏様の描き方~ ①「仏画イラスト」、「仏絵」言い方は様々です。

 

 

私は、今まで絵の描き方の技法書を2冊出版し(水彩画とパステル画)

現在は仏様の塗り絵+技法書を執筆しています。

 

カルチャー講座や専門学校などでも色々講師経験があり、

多くの受講生の方を指導させて戴きました。

 

そんな経験も踏まえ、仏さまの絵の描き方を分かりやすく解説して

行きければと思っています。

 

 

「正統な仏画」(信仰としての仏画以外の仏さまの絵)の名称は

「仏教美術」や「仏画イラスト」、「現代仏画」、「仏絵」

などなど、色々な言い方があると思います。

言い方は違っていても、癒やされる仏様の絵に皆さん惹かれることと思います。

 

ちなみに、私の絵は背景や全体の雰囲気などにはオリジナル性を持たせることが多いですが、

それぞれの仏様の持物やポーズなどは、その仏様の決まりはきちんと抑えたいと思って描いています。

 

一般の人には分からない箇所も多いのですが、幸い一緒にお仕事をさせて戴いている僧侶の方などにも

お聞きする機会もあるので色々学ばせて戴いています。

 

ここでは、そんな仏画のマメ知識の色々ご紹介して行きたいと思います。

 

 

楽しい中にも正しさ、だね

 

 

【仏画教室】~仏様の描き方~ ②仏画の仏様も、基本は人の形

 

 

私はアート講師の仕事を20年ほどやっています。

長い間やっていると、絵を習いに来る方が「苦手」に感じるものには

共通点があるのがわかります。

 

特にやはり「人間」を描くのが苦手な方が多いです。

 

それは、人と言うモチーフは人間が最も見慣れているもので

それ故、少しでもデッサンが狂っていると、絵を描かない人が見ても

「何か変?」と違和感を感じてしまうからです。

 

人物を上手く描くには幾つかポイントと、正しい練習方があります。

 

詳しいことは又別途デッサンの記事を執筆する予定ですが

今回は「仏画」に必要な箇所を抜粋してご説明します。

 

「仏画の描き方」の本は幾つかありますが

伝統的な「写仏」の本の為に、いわゆる「絵画の描き方」を交えた本は見当たらないので、

ここでは下絵なしに仏さまの絵を描けるような

手順を説明して行きたいと思います。

 

【仏画教室】~仏様の描き方~③ 仏像・仏画の頭部の名称「仏の三十二相」

 

 

仏様の各部分には名称が付いています。

仏の三十二相

 

と言われていて、お釈迦様の徳を顕した物です。

(超越したお姿を仏像や仏画に表すために、色々決められている特徴のことです)

 

見た目のすぐに分かる特徴を三十二相と呼び、

 

さらに微細な特徴は八十もあり(!) この八十種好を合わせ、

 

三十二相八十種好

 

と言われています。

 

例を挙げますと、

 

真青眼相(しんしょうげんそう)

瞳が紺青色です。(ちなみに髪も(紺青色)です)

 

白毫相(びゃくごうそう)
いわゆる、眉間の「○」い印のようなものです。

眉間に右巻きの白毛がはえ、ここから光明を放っています。

白毛相(びゃくもうそう)とも言われています。

 

その他に
声が美しい、

足の甲が亀のような良い形(全身像の仏さまのお姿を見ると、確かに足の甲が高いのがわかります)

などなど色々あります!

 

過去の仏師の方々はこれを元に、人々が拝めるのにふさわしい

「仏様」のお姿を

仏像や仏画として具現化して行ったのです。

 

 

 

上記では観音菩薩のは頭部の名称を図にしました。

 

観音様宝冠に阿弥陀如来の「化仏」があるのが特徴です。

 

 

 

三道

 

ちなみに首にある三本の皺「三道」は
三十二相には含まれていませんが、代表的な特徴の一つになっています。

これは「皺」ではく、

悟りに至る三段階を表していると言われています(諸説あり)

首の皺ではありません(笑)~

 

こっそりお話ししますと、私はこの三道は、

最初は「なんとなく皺っぽいの描くのいやだな」と
思っていたのです(笑)

でも今や、お姿の特徴として、自然と三本の皺も描くようになりました。

 

三十二相八十種好については、後ほど別コーナーでじっくり解説する予定でいます!

 

色々あるんだね~!

【仏画教室】~仏様の描き方~④ 観音様の仏像を例に立体で見てみる

 

 

上記は観音様の立体を分かりやすくモノクロにしたものです。

仏画は普段は平面的に描かれることが多いのですが

上記の仏像の写真を見て戴くと分かるように、(当然ですが)本来は立体の形をしていています。

 

なので、普通の人間と同じように「卵形」に影がつきます。

 

(目の周りの筋肉、細い鼻筋など、実際の人間とは違う箇所もありますが、大きな形は一緒です。)

 

これを下記で、分かりやすく色分けして見ました。

 

 

オレンジの部分が明るい部分で、青い部分が影の部分です

これは通常の人間と同じで

 

オレンジ=おでこや鼻の上の面、頬の出っ張りなど

 

青~側面になります。

 

仏画は西洋画のように強い影を入れることはしませんが、

薄い影の中にも上記の図のように正しい影が入れてあると、

立体感を感じる絵にすることが出来ます。

 

 

ちなみにこちらが通常の人間の面取りしたものです。

人の形(デッサン)はこの面取りが理解出来ると

形を取りやすくなります。

特に、実際のモデルが目の前にいない状態で

 

「想像で組み立てる」

必要がある絵ではとても需要です!

 

(イラストや仏画などは殆どの場合モデルをそのまま描くと言う事はしませんよね)

 

面取り=立体をブロック分けして描く事。頭部に限らず、ブロック分けをして考えると立体が捉えやすいです。(下記のようなものです)

 

M-421 アグリッパ半面(面取り) - 日本で唯一の石膏像専門ショップ「石膏像ドットコム」

 

【仏画教室】~仏様の描き方~⑤ 十一面観音の作例で見てみましょう

 

 

 

(画像は「大人の塗り絵~美しい仏画編」から一部抜粋)

 

さて、前記の立体を実際の仏画に当てはめてみましょう!

 

①完成図 まずは完成図を見て下さい

 

②骨格のライン

頭蓋骨と顎の形は人の顔の基本的構造です。これが理解出来ていると

安定感のあるお顔になります。

上記の図でも、普通の人間と同じように骨格にはまっているのが分かります。

 

③影

仏像と同じように、明るい部分に黄色を、暗い部分に青を乗せてみました。

実際はこれほどは影を入れませんが、こんな影を意識して描いています。

 

こうして、正しい骨格や影を入れることが出来ると、収まりの良いプロポーションになります。

 

(完成図(大人の塗り絵の見本画のため、色鉛筆で制作しています。

 

 

【仏画教室】~仏様の描き方~⑥ 菩薩(孔雀明王)の作例で見てみましょう

次に正面顔で見て見ます。

①完成図

 

②図解骨と顎の骨

 

③目、鼻、口のガイドライン

(この辺りに入ると言うアタリです)

これを描いてから描くと、描きやすいです。

 

④影・凹凸を塗って見ました。

普通の人間と違って、鼻筋が細く、目のくぼみが大きいのが特徴です。

(なので仏さまの目は結構大きく見えます!)

 

 

次回は、各パーツの描き方について、詳しく解説する予定です。

 

ぼくの描き方もいれてね!

 

【仏画教室】~仏様の描き方~⑦ 仏像・仏画は時代によって変化する

 

仏像仏画は、飛鳥時代、平安時代。江戸時代など、時代によって変化して来ました。

その時代時代で好まれるお顔や、プロポーションも違っていて

「流行」という物も当然ありました。

 

近年では様々なタイプの「仏画」があって、それぞれの作家の人がそれぞれ個性的な表現で

そのお姿を描いています。

(中には乙女ゲームで仏さまの題材などもあり!

ちょっとビックリすることもありますが

それだけ人々が仏さまのお姿に惹かれると言うことだと思います)

 

私自身、昔は

「正統な仏画以外で仏さまを描くなんて駄目!」

と長い間思っていたのですが、

そういった自由な表現の仏画を拝見して

いてもたってもいられなくなり(笑)

自分でも本格的に取り組んでみたいと思い、現在に至ります。

 

仏画に興味を抱いて戴いた方は、見るのも楽しいですが

是非ご自身でも描いて見て下さい。

仏さまをとても身近に感じることが出来ますよ!

 

このカテゴリーでは少しでも皆様が仏画を楽しめる様に

色々解説して行きたいと思います。

 

 

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まとめ

 

普通の仏画(写仏)はあまり立体感を出しませんが、

現代の作品では色々な表現があって面白いです。

いずれ、そんな現代仏画を描く画家も紹介させて戴きますね。

 

 

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