【水彩画に必要な道具は?】これで今日から水彩画スタート!
こんにちは・画家・イラストレーターの奥田みきです。
水彩画について、今まで水彩画の絵の具、紙、筆とご紹介してきましたが、今回は「その他の道具」です。
絵の具や紙、筆も含めて一覧にしてみましたので、購入の際のご参考になさってくださいね。
水彩画に必要な画材・「最初にそろえたい画材」
水彩画をスタートするには、「水彩絵の具」「紙」「筆」、この3つを画材屋で購入すれば
後は手元のものや100均などでも揃えることは可能です。
例えばパレットは白いお皿でも代用出来ますし、水洗いは空いた容器などでも構いません。
一度に揃える必要はないので少しずつ揃えていけば大丈夫ですが、ここでは折角なので、「最初に揃えて欲しい道具」として水彩画スタートに必要な道具を記載してみました!
▼ホルベイン透明水彩絵の具18色入り まずは、当然ですが「透明水彩絵の具」。おすすめは「ホルベインの18色セット」 絵の具の詳細は「絵の具のおすすめ」をご覧下さい。 | |
▼ホルベイン ウォーターフォード・中目・ホワイト・300g ウォーターフォードはブロックタイプもおすすめですが、値段がそれなりにするので、私はパック入りをおすすめしています。こちらですと、切って使えるので練習にも向いています。 紙については「水彩紙の選び方」をご覧下さい | |
▼ ホルベイン 水彩筆 パラ リセーブル 350R 水彩の筆・ホルベイン・パラリセーブル 水彩筆は色々ありますが、私は最初はこれをおすすめしています。 10号、4号、1号の三本でスタート出来ます。 筆については「水彩画の筆の選び方」をご参照下さい。 | |
▼マスキングテープ 粘着力の弱いテープで仮止めに使う物です。15~18㎜のものが使いやすいです 下記のように紙を板に貼る時や、下絵を写すときなどに使います。 色や模様の付いているものもありますが、絵を塗るときでしたら無地をおすすめします。 | |
▼アルミパレット パレットはアルミの方が使いやすいですが、プラスチックの方が安価ですのでそちらでも構いません。 色は使っていると増えて行きますので、最初から26色以上のサイズを買った方が良いです。 蓋の閉まるタイプを選んで下さいね。 | |
▼筆洗い 色々な形状の物がありますが、上記の3連のものは片付けると小さくなるので、持ち運びにも便利です。 他に陶器で出来ているものもあります。陶器製は重たいですがしっかりとしているのと、絵の具が容器に沈着しない点が利点です。 他にもバケツ型もあります。 | |
練り消しゴム 練り消しはメーカーによって固さの違いがあります。 練りけしごむは水彩紙を痛めませんので、私は絵を描くときには通常練り消しゴムを活用しています。下絵を別紙からトレースした後に、「軽く叩く」感じで鉛筆の粉を取るのにも使えます。
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ここまでが「水彩画スタート時に最初に欲しい画材」になります。
水彩画に必要な画材「あると便利な画材」
▼刷筆 水を引くときに使います。(水を引くだけでしたら100均のスポンジなどでも代用できます) | |
▼水張りパネル B4サイズくらいの大きさになると、きちんと水張りをしたほうが、紙が「よれよれ」になりません。水張りしない場合でも画板代わりになりますので、持っていると便利です。 | |
▼マスケットインク マスケットインクは、液体のゴムで塗りたくない部分を覆うために使います。初心者のかたはマスケットインクで覆ってから塗ると、安心して背景を塗ることが出来ると思います。 水彩画を描くのにとても便利な画材ですので、是非使ってみて下さい。 | |
▼ラバークリーナー マスケットインクを剥がす道具です。板状ものもありますがテープ上の方が切って使えるので便利です。マスケットインクとラバークリーナーは必ずセットで購入してくださいね。
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ハイテック・極細ボールペン。 別紙に書いた下絵を水彩紙に写す時に使います。普通のボールペンでも良いのですが、0.3~0.5の極細の方が細部も描けます。色は黒よりは色つきのほうが、どこをなぞったか分かりやすいです。
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身近な道具も活用出来る
上記でご紹介した道具の他に、画材屋さんでなくても手頃に揃えられる道具もあります。
下記は100均などでも買える道具になります。
- スポンジ(キッチン用品)超微粒子スポンジは絵の具を落とす時に使います。画面に水引く時に筆の代わりにスポンジを使うこともできます。
- タオルや雑巾・ティッシュ ・絵の具を拭いたりするのに使います。
- ドライヤー・ 絵を乾かすのに使います。家にある物でかまいません。
- カッター ・通常の物で大丈夫です。
- 綿棒・ 色を取ったり、下絵の時に色鉛筆をぼかすのに使います。ベビー綿棒が細くておすすめです。
- アイシャドウチップ・ スポンジの用途ですが、細部の色を落とすのに便利です。100均のもので大丈夫です。
まとめ
いかがでしたら?「水彩画に必要な画材」を全4回に分けてお届けしました。
最初から高価な道具で揃える必要はありませんが、安い物の中には質が良くないものもあります。
【透明水彩絵の具】【水彩紙】【筆】は、高評価な商品の中から選んだ方が間違いがありません。
後は好みもありますので、慣れて来たら描きたい作風に合った画材や、興味を惹かれた画材を試してみて下さいね。