【色鉛筆におすすめの紙】5つに絞ってご紹介します

    こんにちは。幻想画家の奥田みきです。

    私は色鉛筆は主に「大人の塗り絵」の原稿描きに使用していますが原稿制作の時には実際の本の紙ではなく、別の紙を使っています。

    色鉛筆は作品制作以外でも。「大人の塗り絵」で使用する方も多いと思いますがここでは、自分で紙を選んで使用する時のために、私が使用している色鉛筆に適した紙をご紹介しますね!

     

    ▼色鉛筆のおすすめについては下記でご紹介しています。

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    お気に入りの紙を見つけてくださいね!
    目次

    【色鉛筆におすすめの紙】色鉛筆 と相性の良い紙~

     

    (画像は私が出版している本です)

    色鉛筆での紙選びには大きく2つのポイントがあります。それはどんな画風で描きたいか、です。

    一事で色鉛筆と言っても、作風には大きくわけて、二つの描き方があるからなんです。

    その二つとは…。

    ①タッチを活かした絵

    ざくりと塗ったり、わざと目の粗い紙を使い紙の目を活かした描き方です。

    絵本調から、似顔絵、スケッチなど様々な用途で利用されます。

    ②精密画

    紙の目を塗りつぶし、精密に塗り込んで行く方法です。写実や精密な画風の方が好んで描きます。

    写実絵の精密画の場合は主に紙の目のない紙を使用し、ケント紙の様な表面がツルツルの紙で描く方も多いです。

    【色鉛筆におすすめの紙】上記の二つのタッチを作例でご紹介

     

     

    左の可愛い方が、「タッチを活かした絵」

    使用した用紙は「ホワイトワトソン」です。

    わざと紙の目を活かした塗ることで暖かなラッチに仕上ります。絵本やエッセイの挿絵などでも良く見かけるタッチですね。

     

    右が「リアルに描き込んだ絵」

    使用した用紙は「ウォーターフォードの中目」、背景にパンパステルを使用しています。

    先端を尖らした色鉛筆で紙の目を潰す感じで塗り込みます。

    ちなみに私は、鉛筆の先端はこんな感じで、鉛筆削りは使用せずに手で削ります。その方が細い線を長く描けるので塗りやすいです。

     

    色鉛筆は水彩と違って、あまり紙が仕上がりに反映しないと考えられがちです。でも実際はやはり、紙の選択が仕上がりに大きく影響しますので、気に入った色鉛筆に適した紙を見つけてくださいね。

    では、下記から実際の紙の紹介をしていきます。

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    色鉛筆におすすめの紙・ マルマンスケッチブック~

     

    マルマンスケッチブック

    お勧め度 ★★

    一般的に入手しやすく、安価なスケッチブックです。色鉛筆に限らず、クロッキーやスケッチなどにも使用出来ます。

    しっかりとした作品を描くというよりは、スケッチや習作向きです。紙が余り厚くないので耐久性はありませんが、最初に試してみるのには、お手頃なのでお勧めです。

    私は普段のアイディア出しの他、クロッキーの時などにはこのマルマンスケッチブックのA3サイズを使います。普段から、A3とA4と常備しています。

    色鉛筆におすすめの紙・マルマン 水彩紙 ヴィフアールの中目

     

     

    お勧め度 ★★★

    マルマン 水彩紙 ヴィフアールの中目

     

    こちらも目があるので、紙の風合いが残ります。価格はウォーターフォードよりお手頃で、色鉛筆ではヴィフアールを使う方も多いです。

    ただ、同じように目のある紙ですと、使い勝手は下記で紹介しているウォーターフォードの方が良いです。

    (重ね塗りをしてみると、使用感がまるで違うのです!)

    切り離すタイプのスケッチブックになっています。中目の他に細目もあり、水彩でも良く使われる紙です。

     

     

    (美しい仏画/ホビージャパン刊より。) この作例はヴィファール中目+色鉛筆 カランダッシュ スプラカラーソフト水溶性色鉛筆で仕上げています。

    色鉛筆におすすめの紙ウォーターフォードの中目

     

     

    お勧め度 ★★★★★

    ②ウォーターフォードの中目

     

    私はこれが一番気に入っています。

    紙の目がある程度あるので、塗りつぶしていくのには手間はかかるのですが、紙の風合いも残った作風になるので、色鉛筆に適した紙で仕上がり感が気に入っています。

    水彩画の時にも兼用できますし、迷った時にはこれを使ってみて下さい。

    ウォーターフォードはブロックタイプになっているものが主流ですが、私は下記のばら売りになっているものを使用しています。

     

    サイズは下記の二通があります。

    ●中判1/8パック(4枚入280×180mm(4枚入)

    ●中判1/4パック 380×280mm(2枚入)

    300gと、190gとありますが色鉛筆でしたら薄い方で大丈夫です(私は水彩と併用なので300gを使用しています)

    ●色はホワイトとナチュラル。ホワイトの方が使いやすいです

    ウォーターフォードホワイト水彩紙300g【細目】中判1/8パック(4枚入)

     

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    ブロックタイプはこちら

     

    (美しい仏画/ホビージャパン刊より。)

    この作例はウォーターフォードの中目+色鉛筆 カランダッシュ スプラカラーソフト水溶性色鉛筆で仕上げています。

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    色鉛筆におすすめの紙~ウォーターフォードの細目

     

    お勧め度 ★★★★★

    ①ウォーターフォードの細目

    上記の水彩紙のウォーターフォードの細目です。色鉛筆に適した紙で精密に塗り込んで行くのに適しています。

    ウォーターフォードはスケッチブックなどの割安な紙に比べるとA4サイズで100円ちょっとしますが、品質の良い水彩紙で塗ると、細目の紙でも重ね塗りが難なく出来ます。

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    「神獣と縁起物塗り絵」より

    この作例はウォーターフォードの細目+色鉛筆 カランダッシュ スプラカラーソフト水溶性色鉛筆+パンパステルで仕上げています。

    色鉛筆におすすめの紙~ホワイトワトソン~

     

     

    お勧め度 ★★★

    ①ホワイトワトソン

     

    通常のワトソン紙はナチュラル(多少黄が掛っている)なのですが、こちらは純白の紙です。

    目は中目ですが、やや目が大きく、パステルなどにも使用出来ます。価格も安めですので色々な用途で使用出来ます。

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    まとめ

     

    どんな画材にも言えますが、画材は使う方のタッチや作風などで選ぶ物は変わってきます。

    なのでいわゆる「正解」はありません。

    今まで使っていた紙を変えてみると、信じられないくらいに使い易くなった!と言うことも良くあります。

    まずは、ばら売りや、ポストカードサイズなどの小さいサイズから試して見るのも良いでしょう。

    自分の表現したい画風にぴったりな紙を求めて、色色鉛筆に適した紙を見つけてください。

     

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    この記事を書いた人

    神仏画・龍神画・幻想絵画を描く画家・イラストレーター。
    30年以上にわたり活動を続け、オラクルカードの制作や講師としても多くの経験を重ねてきました。
    オラクルカードは国内外で出版され、代表作に『光の龍神カード』『日本の密教カード』などがあります。
    また、星曼荼羅など、寺院からのご依頼による仏画も手がけてきました。
    ※書籍・オラクルカードは直販ショップやAmazon等もお求めいただけます。

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