透明水彩絵の具で薔薇を塗る【動画付】

私は通常、直接紙に下絵を描く事はせずに別紙に描いた下絵を本番の紙に写します。

既製品でもカーボンもありますが、私はこの方法の方が濃度も調整出来て良いと思います。

下絵をマスキングテープで水彩紙に仮止めします。0.3～0.5程度のボールペンが使いやすいです。

紙はウォーターフォードの中目300gを使用。紙については「水彩紙」のページをご覧下さい

練り消しで柔らかく叩くようにして、鉛筆の粉を落としてくださいね（余分な鉛筆の粉が残っていると、塗っていて黒くなってしまいますので）

下絵のデッサンを見ながら、どこが濃くなっているのか確認しながら進めていきます。

乾いている所に塗ると筆後が残ってしまいますので、「乾き加減」をみながら塗り進めて下さい。

一箇所濃く塗ってそれを目安にすると進めやすいです。同じ作業を繰り返して塗り進めます。

くっきりとした線になり過ぎてしまいますので、少しかすれたように描くのがコツです。動画でご紹介しているブラックリセーブルは、自然な感じで葉脈が描けますのでおすすめの筆です。

筆については「おすすめの筆」の記事をご参考になさって下さいね

筆はベタっと塗るのではなく、軽く持って先端で描く感じです。

立体感を意識しつつ。濃い部分や影を丁寧に追っていきましょう。